言葉から、景色をひらいていく
2026/10/21自分の言葉が、これからの地図になるまで
人の話を聴いていると、
ひとつの言葉から、その人にとっての景色が少しずつ見えてくることがあります。
たとえば、
「自由でいたい」
「ちゃんとしたい」
「もう少しゆっくり働きたい」
同じ言葉でも、
その人にとっての意味は、きっとそれぞれ違います。
だから私は、その言葉をすぐに分かったつもりにせず、
「それって、あなたにとってはどんなこと?」
「そう思うようになったのは、いつ頃から?」
「もし景色にするとしたら、どんな感じ?」
と、もう少し一緒に見ていきます。
ただ待っているだけではなく、
「私には、こんな景色に見えました」
と、私が感じたことを返すこともあります。
もちろん、それがその人の景色と同じとは限りません。
「うーん、私は少し違うかも」
と言われることもあります。
でも、その違いも大切だと思っています。
「あ、私にはそう見えていたんだ」
「じゃあ、本当はどんな景色なんだろう」
そこから、また新しい問いが生まれるからです。
そんなふうに、
誰かの言葉を受け取りながら、
一緒に景色を広げていく。
私は、対話の中でそんな時間を大切にしています。
「ことばの地図」で気づいたこと
2026年の夏から、「ことばの地図」という取り組みを続けてきました。
誰かが大切にしている言葉や、
今の自分に置いておきたい言葉を届けてもらい、
その背景にある思いや物語を受け取って、
私が感じた景色を添えて、stand.fmやnoteでお届けするというものです。
そこで改めて感じたのは、
言葉の背景には、その人が生きてきた時間がある
ということでした。
なぜ、その言葉を大切にしているのか。
どんな出来事があったのか。
誰との時間がそこに重なっているのか。
これから、その言葉をどんなふうに生きていきたいのか。
ひとつの言葉の中に、
その人の価値観や選択や、
これから向かいたい方向が見えてくることがあります。
言葉は、単なるフレーズではなくて、
その人自身へ戻っていく入口になることがある。
そんなことを、「ことばの地図」を通して感じるようになりました。
3ヶ月少人数伴走プロジェクトとの共通点
「ことばの地図」と、
今回つくった「3ヶ月少人数伴走プロジェクト」は、同じものではありません。
でも、根っこのところには、
共通しているものがあるように感じています。
それは、
その人の中に、すでにあるものに耳を澄ませること。
そして、
そこから、自分の言葉を見つけていくこと。
今回の3ヶ月では、さらにそこに、
時間をかけて育てていくこと
を加えています。
一度話しただけで、
すべてが分かるわけではありません。
「これかもしれない」と思っても、
実際にやってみたら違うこともあります。
逆に、
やってみたことで初めて、
「やっぱり私はこれが大切なんだ」
と分かることもあります。
だから、この3ヶ月では、
話して、
感じて、
言葉にして、
少し動いてみる。
そして、現実の中で返ってきたものを受け取り、
また言葉にする。
その繰り返しを大切にしています。
自分の言葉が、少しずつ地図になっていく
そうやって対話と行動を重ねていく中で、
「私は、これを大切にしたい」
「これは、もう手放してもいいかもしれない」
「これからは、こっちへ進んでみたい」
と、自分の中に少しずつ言葉が育っていきます。
私は、その言葉が、
その人にとっての「地図」のようなものになるのではないかと思っています。
地図があっても、
迷うことはあります。
予定していた道とは違う道へ進むこともある。
途中で立ち止まることもある。
でも、
「私は、何を大切にしたいんだろう」
「今の私は、どうしたいんだろう」
と、自分に戻ってくる手がかりがある。
迷わなくなるためではなく、
迷ったときに、自分の言葉を手がかりに、また自分へ戻れるようになるために。
そして、その言葉を持って、
また未来へ進んでいくために。
私は、そんな時間を対話の中でつくっていきたいと思っています。
現在、この考えを形にした
「3ヶ月少人数伴走プロジェクト」の0期を実施しています。
ここまでの自分を否定するのではなく、
これまでの経験や大切にしてきたものを見つめ直し、
これから何を残し、何を手放し、何を育てていくのかを、
自分の言葉で選び直していく3ヶ月です。
詳しい内容は、こちらからご覧いただけます。
3ヶ月少人数伴走プロジェクトの詳細はこちら